幸せな時間

 

いつもの時間。いつもの道を、いつもの夕日が部活終わりの俺の体を包む。

いつもの隣の人間。いつもに明るい笑顔と声が俺を支配する。

 

「なあ〜、深司〜!!」

この、いつもと変わらない笑顔と声に、俺はどれだけ助けられているだろう・・・。

「おーい、深司!聞いてるか??」

アキラが俺の顔をのぞき込み、目の前で手のひらを振る。

「ん?」

「だーかーらー!明日、青学と練習試合だってさ!楽しみだな〜!海堂とか、桃城にはぜってぇ〜負けねー!!よ〜し!リズムにのるぜ!!」

アキラは笑う。俺は、こんな瞬間を、幸せだと感じる。

「深司も、一年の越前とやってみろよ!・・・・って、聞いてる?」

でも・・・・。アキラはどうだろう・・・。アキラは・・・?

「深司?お前、今日なんか変だぞ?」

アキラは・・・俺といて・・・幸せ?

「ねえ・・・アキラ・・・。」

「何々??」

俺がやっと口を開いたので、アキラが嬉しそうに笑う。

「アキラのさあ、幸せだって感じるときっていつ?」

「幸せって感じるとき?う〜んとなあ・・・。あ!風呂入ってるときだろ?部活で疲れて家帰ってベットにつっこんだときだろ?後、なんといってもテニスの試合に勝った時だな♪」

「・・・・。」

俺は思わず、眉をひそめる。

「あっ・・・。でも、やっぱ一番幸せなのは――― 」

アキラはそっと、俺に耳打ちする。

「やっぱ・・・・これかな♪」

アキラは少し照れたように言う。気づけば、アキラの家の前だった。

「じゃあな!明日、マジがんばろうな!!」

「うん。また、明日。」

アキラは、明るく手を振りながら家の中へ入っていった。

 

ねえ、知ってた?アキラのあの言葉を聴いて俺が目を見開いたこと。

 

ねえ、知ってた?あの言葉が俺の欲しかった言葉だったってこと。

 

ねえ、知ってた?俺もアキラと同じ気持ちだって―――――

 

 

 

『深司と一緒にいるとき!』

 

 

 


 

  〜あとがき〜

    

             イブカミです!!いや〜、これがいいですね、やっぱ(笑)

             深司とアキラのやりとりが微笑ましくて・・・(萌)

             でも、うまく表現できてませんでしたね・・・。

             あーごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい!!!!!!!!

             こ、これからもがんばります・・・!(反省)


あぁ〜、微笑ましいですね〜。伊武くんと神尾くんはこうでなくっちゃ。
時々沈みそうになる伊武くんを神尾くんが自然と救い上げるの。無意識に。
お互い居なくてはならない存在。そういうのいいなぁ。
この小説は削除される予定だったものを頂いてきました。唖弥さま有難うございました!
                                    ティルモ

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