いここにいるという絶対の幸福

今日は跡部の誕生日。
どうやってどんな風に言えば跡部に伝わるのだろうか。
嬉しくも少し切ない気持ちを。

一緒にいたい、この大切な日になる日付けの変わる時間だけではなくて。

跡部の誕生日になって数時間。あと2.3時間もすれば夜の幕があける。
少し肌寒く、空気は澄んで息を吸えば咽が冷たくなってくる。
ぴんと貼ったその空気が気持ちいい。

以前会話の流れの中でふと知ったその事。
今まで自分はそんなこと意識したことなかったから自分のは知らない。
さすが跡部はそんな事も知ってるんだ、なんてその時は思っていたけど、
こうして跡部の誕生日が近くなったら急に思い出し、とても大切な気がして
無理を言って明日も早いであろう跡部とこうして跡部のマンションのベランダにいる。
別にベランダでなくてもいいのだけど、この少し冷たい空気がとても綺麗な空間な気がして
わがままをいった。

ふと時計を見る。

何も考えてなかった。
誕生日なんてただ十数年前に生まれたってだけのこと。特にめでたいなんて考えてないし
周囲が騒がしくなるだけわずらわしい。


ただ神尾の誕生日は楽しんで喜ぶ神尾の顔が可愛かったし、自分も何故か浮き足立っていたのを覚えてる。

それなのに神尾は俺の誕生日に泣いている。
ただ十数年前に生まれた日の丁度その時間だと言うだけで、

俺の好きないつもの笑顔でもなく、泣かれれば正直辛くなるのがいつもの当然の感情なのに、
神尾の流した涙に何故か胸が甘くきしんだ。

始めて意識した、
自分がこの世にいるということ。
この場所にたっているということ。
そして出会いというものを。

なんという幸運に
なんという幸運に

なんて大きな幸運に囲まれていたのだろうか。

生まれて生きて生活して興味のあるもの好きなものに出会い、そんなことはあまりにも当たり前のことだと思っていたけれど、
ただ目の前で俺が生まれたというそのことを噛み締めている神尾を見ていると

幸せなことなんだ。

まったくらしくないぜ。

神尾をきつく抱きしめて顔をあげさせることはさせない。

こんな顔を見せることはまだ出来ない。


ああーごめんなさい、なにがなんだか><っていつものことかー(言い訳にすんなー!)
遅くなりましたが跡部さんの誕生日お祝です。お祝なのに暗い気がしますね。

いつものごとく取っても重いですがお祝い物はフリーですのでよろしければ〜〜(い、いらっしゃるかな〜〜><)

この内容や絵はちょっと前からあって後は絵をかくだけーっていう状態でしたが、少し内容は若干暗くなりました。
お祝もののページなのにこんなこと書くのってだめかなーとおもいましたが、日記は新しいのを作成中なので、でもこの絵にちょっと影響してるので、
ここに記入。ここから下は自分の勝手な心情ですので、よ、読まない方がいいかも!もう自分のためにかいてますので><

大好きな漫画家さんのあとり硅子さんがお亡くなりになりました。
もう本当に悲しくてなりません。
始めて御本を拝見したのはもう大分前でその時からとても繊細で可愛くてだけどけっして夢物語の甘さだけではなくどきりとするような
リアル感も感じておりました。
また松前侑里さんという小説家さんも大大好きな作家さんで、その方の挿し絵も多く描かれておられ、なんどもそのお話も絵も
感動し憧憬の気持ちで思っておりました。
もうその松前さんの作品でも挿し絵を描かれる事はなく、またマンガも絵も新しく読む事は出来ないなんて、とてもとても
辛くて悲しい。今も涙がでてどうしようもないです。
<

それを知って絵を描くのはなんだか乗らず更新を2週間ほどしておりませんでしたが、今もけっして平気になったわけではありませんが
やはり生きているということや、大好きな絵を描ける環境にあるというその幸福にできればあぐらをかくことなく精一杯
下手でも取り組みたいと思いました。

当たり前になってしまって普段はそれに感謝することはなかったりしますが、出来れば忘れないように。

あとりさんは病状の床から最後の最後まで絵を描く事に誠実にひたむきにむかいあったそうです。
尊敬し憧れていたあとりさんのその心に私も見習いたい。えらそうなことを言ってますね、私。

なんかちょうどこの絵を描いててのときだったので少しそういった気持ちが影響しちゃった話しになったように思います。

今ある自分の幸福をかみしめてさらなる向上を目ざして!がんばろー!

どうかどうかやさしくて静かであたたかい眠りにつつまれておられますように

御冥福をこころからお祈りしております。


跡部さまお誕生日おめでとうございます。
愛してる人の産まれた時間に感動するなんて、とても純粋で綺麗でなんていうか…読んでいる私も感動してしまいました

私はあとり硅子さんのことを存知ません。(申し訳ない)ですが、蓮川佐和さま始めたくさんの方々に影響を与え、尊敬され、愛された方なのでしょうね。
きっと、たくさんの優しさに包まれていらっしゃることでしょう。こころより御冥福をお祈りいたします。
                                    ティルモ

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